東京オフィスマーケットレポート 2023年 春号
物価高騰で実質賃金は目減り
1月の消費者物価指数(CPI、2020年=100)は変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が104.3となり、前年同月比で4.2%上昇した。上昇は17か月連続となった。第2次石油危機の影響で物価が上がっていた1981年9月(4.2%)以来、41年4か月ぶりの上昇率で、円安や資源高の影響により、食料品やエネルギーといった生活に身近な品目が値上がりした。一方、1月の名目賃金は同0.8%の伸びにとどまって、実質賃金は同4.1%減となり、2014年5月以来、8年8か月ぶりの落ち込み幅となった。物価上昇に賃金の伸びが追いつかない状況が続いているが、大幅な賃上げの実施を公表する企業も散見されている。

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2023年4月4日