東京オフィスマーケットレポート 2016年 秋号
国内景気は弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続く
2016年8月の月例経済報告では、国内景気について「このところ弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」とし、基調判断を6ヶ月連続で据え置いた。
先行きについては、緩やかな回復に向かうことが期待されるが、海外経済の弱さが日本の景気を下押しするリスクや、英国のEU離脱問題等の海外経済の不確実性の高まりや金融資本市場の変動の影響、平成28年熊本地震が経済に与える影響について十分留意する必要があるとしている。
都心5区のオフィス空室率は平均で3%台へ
2016年8月の東京都心5区のオフィス平均空室率は3.90%となり、前月比0.04ポイント下げ、2か月連続で改善した。地区別では、2%台が続く渋谷区は2ヶ月連続で上昇、港区も3ヶ月連続で上昇した。他の区は前月比で低下し、新宿区は7月から2%台で推移している。
(三鬼商事「最新オフィスビル市況2016年9月」より)
平均オフィス賃料は小幅な上昇が続く
2016年8月の東京都心5区の平均賃料は、18,322円/坪で、前年同月比4.76%(832円)上昇、前月比も0.28%(51円)上げて小幅な上昇が続いている。中央区は前月比0.91%(153円)、港区は0.40%(75円)、渋谷区は0.00%(1円)上昇し、千代田区と新宿区は小幅に下落した。
(三鬼商事「最新オフィスビル市況2016年9月」より)
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2016年10月4日