東京オフィスマーケットレポート 2014年 春号
景気は回復基調が続くも、駆け込み需要の反動が見込まれる
2014年3月の月例経済報告では、国内景気について、個人消費や生産の増加、企業収益や雇用情勢などの改善などから景気は緩やかに回復しているとの基調判断を維持した。消費税引き上げに伴う駆け込み需要が強まっているが、先行きはその反動が見込まれ、海外景気の下振れが国内景気を下押しするリスクとなっていると指摘されている。
オフィス空室率は8ヶ月連続の低下
東京都心5区のオフィス空室率は、2014年2月末時点で7.01%と前月から0.17ポイント下げ、8ヶ月連続の低下となった。地区別では新規供給の影響により上昇した中央区以外の4区は前月比で低下した。
(三鬼商事「最新オフィスビル市況2014年3月」より)
オフィス賃料は2ヶ月連続して上昇
2014年2月末時点の東京都心5区の平均募集賃料は、前月比で8円上げて16,250円/坪となり2ヶ月連続の上昇となったが、前年同月比では297円下落した。千代田区を除く4区で前月から上昇したが、前年同月比で上昇したのは渋谷区のみであった。
(三鬼商事「最新オフィスビル市況2014年3月」より)
2014年4月8日