関西オフィスマーケットレポート 2020年 秋号
関西主要都市の賃貸オフィス市況の概要
2020 年8 月末のオフィスビルの平均空室率は、大阪ビジネス地区と京都地区で前月比で上昇し、それぞれ2.78%、1.93%となった。両地区とも5 月以降、上昇傾向にある。神戸地区は前月比低下したが、6 月以降は4%台の推移が続く。新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞や在宅勤務・リモートワークの拡大などの影響がオフィス市況に現れてきているが、需給均衡の目安とされる5%は未だ下回っている。
平均募集賃料は、大阪ビジネス地区が12,006 円/ 坪、京都地区は5 月以降上昇が続いて13,050 円/ 坪、神戸地区は2 ヵ月連続で下落し11,213 円/ 坪となった。
※延床面積が1,000 坪以上の主要貸事務所ビルが調査対象。対象ビル棟数は、大阪ビジネス地区(梅田地区、南森町地区、淀屋橋・本町地区、船場地区、心斎橋・難波地区、新大阪地区)804 棟、京都地区89 棟、神戸地区109 棟(2020 年8 月)。
※平均募集賃料については共益費は原則含まない。
資料:三鬼商事「最新オフィスビル市況」
※本資料は参考情報の提供を目的とするものです。本資料は信頼できると思われる情報に基いて作成していますが、その正確性と完全性、客観性については当社は責任を負いません。
※本レポートの無断転載を禁じます。 Copyright 2020 HEISEI BUILDING CO., LTD.
大阪ビジネス地区の賃貸オフィス市況の概要
◆ 8 月は南森町地区、淀屋橋・本町地区、新大阪地区で平均空室率が低下
2020 年8 月末の平均空室率は、南森町地区、淀屋橋・本町地区、新大阪地区で低下した。梅田地区は8 か月連続の上昇で2%台となった。心斎橋・難波地区や船場地区の比較的大きく上昇した一方、南森町地区や新大阪地区の変動は小さい。
◆ 8 月のオフィス平均募集賃料は2 地区で上昇
梅田地区の平均募集賃料は15,918 円/ 坪で、前月比5 円下落、前年同月比で643 円上昇した。淀屋橋・本町地区は前月比23 円、心斎橋・難波地区で同130 円上昇し、南森町地区と船場地区は同下落、新大阪地区は同横ばいとなった。
※大阪市の主要6 地区(梅田地区、南森町地区、淀屋橋・本町地区、船場地区、心斎橋・難波地区、新大阪地区)にある延床面積が1,000 坪以上の主要貸事務所ビルが調査対象。
※平均募集賃料については共益費は原則含まない。
資料:三鬼商事「最新オフィスビル市況」
※本資料は参考情報の提供を目的とするものです。本資料は信頼できると思われる情報に基いて作成していますが、その正確性と完全性、客観性については当社は責任を負いません。
※本レポートの無断転載を禁じます。 Copyright 2020 HEISEI BUILDING CO., LTD.
2020年10月2日