関西オフィスマーケットレポート 2015年 夏号
関西主要都市の賃貸オフィス市況の概要
2015 年3 月末の各都市のオフィスビルの平均空室率は改善傾向が続いており、前期(2014 年12 月末)に比べ大阪市のグレードA で0.9 ポイント、神戸市のオールグレードで0.1 ポイントそれぞれ低下し、京都市のオールグレードは横ばいであった。
2015 年1-3 月の想定成約賃料は、3 都市とも前期比で上昇した。変動率は大阪市(同)で+1.0%、京都市(同)+0.5%、神戸市(同)+0.1%であった。
※大阪市はグレードA(北区・中央区・淀川区を中心に所在する基準階面積350 坪以上、貸付総面積6,500 坪以上、延床面積10,000 坪以上、築11 年未満のビル)のマーケット。
※京都市、神戸市のオールグレードは原則として延床1,000 坪以上、かつ新耐震基準に準拠した賃貸オフィスビルを対象とする。
※想定成約賃料は共益費を含む。
資料:CBRE「Japan Office Market View」
大阪ビジネス地区の平均空室率は5 ヶ月ぶりに下落
大阪ビジネス地区の2015 年5 月末のオフィスビルの平均空室率は8.47%で、前月比0.30 ポイント下げ、5 ヶ月ぶりの低下となった(前年同月比で0.66 ポイント低下)。
地区別では、梅田地区と淀屋橋・本町地区、船場地区で低下し、南森町地区や心斎橋・難波地区、新大阪地区で上昇した。
オフィス平均募集賃料は僅かながら下落
大阪ビジネス地区の2015 年5 月末のオフィスビルの平均募集賃料は11,131 円/ 坪で前月比8 円下落した(前年同月比で36 円下落)。地区別では、梅田地区や心斎橋・難波地区、新大阪地区が横ばいとなり、南森町地区や淀屋橋・本町地区、船場地区が下
落した(前年同月比で梅田地区と新大阪地区が上昇)
2015年7月16日