東京オフィスマーケットレポート 2014年 夏号
国内景気は回復基調が続くが弱い動きもみられる
2014年5月の月例経済報告では、国内景気について、「緩やかな回復基調が続いているが、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動によりこのところ弱い動きも見られる」とし、前月の基調判断を据え置いたが、企業の設備投資については改善がみられるとして判断を引き上げた。先行きについては、海外景気の下ぶれをリスクとしながら、「緩やかに回復していくことが期待される」としている。
オフィス空室率は11ヶ月連続して低下
2014年5月末の東京都心5区のオフィス平均空室率は、6.52%で11ヶ月連続の低下となった。地区別では、渋谷で移転需要が堅調なことから、都心5区で最も低い4%台で推移している。
(三鬼商事「最新オフィスビル市況2014年6月」より)
オフィス賃料は5年5ヶ月ぶりの前年同月比プラス
2014年5月末の東京都心5区の平均賃料は、16,501円/坪で前年同月比0.21%(34円)上げ、2008年12月以来5年5ヶ月ぶりに前年同月比で上昇した。前月比でも0.28%(46円)上げ、5ヶ月連続で上昇した。
(三鬼商事「最新オフィスビル市況2014年6月」より)
2014年7月4日