関西オフィスマーケットレポート 2017年 秋号
関西主要都市の賃貸オフィス市況の概要
2017 年8 月末のオフィスビルの平均空室率は大阪ビジネス地区と神戸地区が前月比で低下し、それぞれ3.96%、5.09%となった。京都地区は1.81%で横ばいであった。
大阪ビジネス地区では、景気回復によりオフィスの拡張や新拠点の開設の増加など需要が拡大する一方、オフィスビルの新規供給は低水準にあることから、空室率が4%台を割って、2000 年代で最も低い水準となった。京都地区や神戸地区でも同様の状況にある。
平均募集賃料は、大阪ビジネス地区が前月比で上昇して11,176 円/ 坪となり、京都地区と神戸地区は横ばいが続き、それぞれ11,656 円/ 坪、10,894 円/ 坪であった。
※延床面積が1,000 坪以上の主要貸事務所ビルが調査対象。対象ビル棟数は、大阪ビジネス地区(梅田地区、南森町地区、淀屋橋・本町地区、船場地区、心斎橋・難波地区、新大阪地区)822棟、京都地区90 棟、神戸地区111 棟(2017 年8 月)。
※平均募集賃料については共益費は原則含まない。
資料:三鬼商事「最新オフィスビル市況」
※本資料は参考情報の提供を目的とするものです。本資料は信頼できると思われる情報に基いて作成していますが、その正確性と完全性、客観性については当社は責任を負いません。
※本レポートの無断転載を禁じます。 Copyright 2017 HEISEI BUILDING CO., LTD.
8 月は新大阪地区以外の地区で平均空室率が改善
8 月は新大阪地区を除く地区で前月に比べ平均空室率が低下した。最も低い梅田地区は2.73%となり、4 月以降は2%台で推移している。心斎橋・難波地区は急速に改善が進んで3%台前半で推移し、淀屋橋・本町地区も下落が続き3%台に入った。
8 月のオフィス平均募集賃料は梅田地区や心斎橋・難波地区などで上昇
梅田地区の平均募集賃料は14,511 円/ 坪となり、前月比で17 円上昇、前年同月比では284 円(2.0%)上昇した。心斎橋・難波地区は前月比+54 円と比較的大きく上昇した。南森町地区と淀屋橋・本町地区は前月から横ばいであった。
※大阪市の主要6 地区(梅田地区、南森町地区、淀屋橋・本町地区、船場地区、心斎橋・難波地区、新大阪地区)にある延床面積が1,000 坪以上の主要貸事務所ビルが調査対象。
※平均募集賃料については共益費は原則含まない。
資料:三鬼商事「最新オフィスビル市況」
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2017年10月5日