東京オフィスマーケットレポート 2015年 新春号
国内景気は個人消費の弱さがみられるも緩やかな回復基調が続く
2014年11月の月例経済報告では、国内景気について、「個人消費などに弱さがみられるが、緩やかな回復基調が続いている。」とし、前月の基調判断を据え置いた。7~9月期の実質GDPが2四半期連続でマイナスとなったことなどを踏まえ、「消費者マインドの低下や海外景気の下振れ」などをリスク要因として挙げている。
オフィス空室率は17ヶ月連続して低下
2014年11月末の東京都心5区のオフィス平均空室率は、5.55%で17ヶ月連続の低下となった。地区別では、前月比で小幅に上昇した港区(6.08%)以外の4地区が前月から低下した。0.28ポイントと最も大きく下げた渋谷区は唯一の3%台となる3.78%、他の3地区は5%台であった。
(三鬼商事「最新オフィスビル市況2014年11月」より)
オフィス賃料は前月比11ヶ月連続で上昇
2014年11月末の東京都心5区の平均賃料は、16,950円/坪で前年同月比4.51%(731円)上げ、今年1月から11ヶ月連続で上昇した。地区別にみると、5地区とも平均賃料が前年同月比で6ヶ月連続の上昇となった。最も上昇幅が大きい渋谷区は、前年同月比6.37%(1,088円)、前月比で1.09%(196円)上昇し、18,164円/坪となった。
(三鬼商事「最新オフィスビル市況2014年11月」より)
2014年12月26日