関西オフィスマーケットレポート 2015年 新春号
関西主要都市の賃貸オフィス市況の概要
2014 年9 月末の各都市のオフィスビルの平均空室率は改善傾向が続いており、前期(2014 年6 月末)に比べ大阪市で1.2 ポイント、京都市で0.9 ポイント、神戸市で1.0ポイントそれぞれ低下した。
2014 年7-9 月の想定成約賃料は、3 都市ともそれぞれ前期から上昇した(前年同期比でも上昇)。最も上げ幅が大きかったのは大阪市で、1.1%(200 円)の上昇であった。
※大阪市はグレードA(北区・中央区・淀川区を中心に所在する基準階面積350 坪以上、貸付総面積6,500 坪以上、延床面積10,000 坪以上、築11 年未満のビル)のマーケット。
※京都市、神戸市のオールグレードは原則として延床1,000 坪以上、かつ新耐震基準に準拠した賃貸オフィスビルを対象とする。
※想定成約賃料は共益費を含む。
資料:CBRE「Japan Office Market View」
大阪ビジネス地区の賃貸オフィス市況の概要-平均空室率は7 ヶ月連続で改善
大阪ビジネス地区の2014 年11 月末のオフィスビルの平均空室率は8.01%で、前月比0.05 ポイント下げて、7 ヶ月連続の低下となった(前年同月比で1.84 ポイント低下)。
地区別では、淀屋橋・本町地区が2009 年3 月以来の7%台に改善、船場地区も前月比で低下した。残りの地区は前月比で上昇した。
大阪ビジネス地区の賃貸オフィス市況の概要-オフィス平均募集賃料はほぼ横ばいの状況
大阪ビジネス地区の2014 年11 月末のオフィスビルの平均募集賃料は11,120 円/ 坪で前月比1 円上昇した(前年同月比で165 円下落)。地区別では、淀屋橋・本町地区と船場地区が前月比で小幅に上昇、心斎橋・難波地区で横ばいとなった。下落した地区も下落幅は小さかった。
※大阪市の主要6 地区(梅田地区、南森町地区、淀屋橋・本町地区、船場地区、心斎橋・難波地区、新大阪地区)にある延床面積が1,000 坪以上の主要貸事務所ビルが調査対象。
※平均募集賃料については共益費は原則含まない。
資料:三鬼商事「最新オフィスビル市況」
2014年12月26日