東京オフィスマーケットレポート 2013年 秋号
国内景気は緩やかに回復
2013年9月の内閣府「月例経済報告」では、国内景気について、「景気は、緩やかに回復しつつある。」として上方修正した。今後の景気見通しについては、輸出が持ち直し、政策効果が下支えするなかで、所得や投資の増加傾向が続き「景気回復の動きが確かなものとなることが期待される」とした。物価の動きについては、「デフレ状況ではなくなりつつある」で前月と同様であった。
オフィス空室率は8%台前半へ改善
2013年8月末の東京都心5区のオフィス平均空室率は、8.16%で2ヶ月連続の低下となった。港区以外の4区で空室率は低下し、新宿区は1年5ヶ月ぶりに9%台まで改善、渋谷区は5区で唯一5%台まで低下した。
(三鬼商事「最新オフィスビル市況2013年9月」より)
オフィス賃料は緩やかな下落が続く
2013年8月末の東京都心5区の平均募集賃料は、下落傾向が続き、前月比42円、前年同月比では465円下げて16,268円/坪となった。上昇傾向が続いていた新築ビルの募集賃料は7月に続いて8月も下落したが、前年同月比では2,537円の上昇となっている。
(三鬼商事「最新オフィスビル市況2013年9月」より)
2013年10月9日