関西オフィスマーケットレポート 2021年 春号
関西主要都市の賃貸オフィス市況の概要
2021 年2 月末のオフィスビルの平均空室率は、3 地区ともで前月比で上昇し、大阪地区は3.74%、京都地区は3.71%、神戸地区は5.71%であった。新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞や在宅勤務・リモートワークの拡大などの影響が、オフィス市況に現れており、大阪ビジネス地区は10 か月連続、京都地区は2 か月、神戸地区は5 か月連続で平均空室率が上昇した。
平均募集賃料は、大阪ビジネス地区が11,920 円/ 坪で前月からほぼ横ばい、京都地区は同小幅に下げて13,131 円/ 坪、神戸地区は同上昇して11,209 円/ 坪となった。

※延床面積が1,000 坪以上の主要貸事務所ビルが調査対象。対象ビル棟数は、大阪ビジネス地区(梅田地区、南森町地区、淀屋橋・本町地区、船場地区、心斎橋・難波地区、新大阪地区)803 棟、京都地区86 棟、神戸地区108 棟(2021 年2 月)。
※平均募集賃料については共益費は原則含まない。
資料:三鬼商事「最新オフィスビル市況」
※本資料は参考情報の提供を目的とするものです。本資料は信頼できると思われる情報に基いて作成していますが、その正確性と完全性、客観性については当社は責任を負いません。
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大阪ビジネス地区の賃貸オフィス市況の概要
◆ 2 月は南森町地区、船場地区で平均空室率が低下
2021 年2 月末の平均空室率は、南森町地区、船場地区で前月比低下したものの、全体的には緩やかな上昇のトレンドにある。梅田地区では空室率上昇が14 か月連続となり1 月から3%台、淀屋橋・本町地区も2 月に3%台まで上昇した。

◆ 2 月のオフィス平均募集賃料は梅田地区、淀屋橋・本町地区で上昇
梅田地区の平均募集賃料は15,895 円/ 坪で、前月比45 円上昇した。前月比上昇は4か月ぶりとなる。淀屋橋・本町地区は前月比6 円上昇し、南森町
難波地区は同下落、新大阪地区は同横ばいとなった。

※大阪ビジネス地区(主要6 地区)にある延床面積が1,000 坪以上の主要貸事務所ビルが調査対象。
※平均募集賃料については共益費は原則含まない。
資料:三鬼商事「最新オフィスビル市況」
※本資料は参考情報の提供を目的とするものです。本資料は信頼できると思われる情報に基いて作成していますが、その正確性と完全性、客観性については当社は責任を負いません。
2021年4月4日