関西オフィスマーケットレポート 2020年 春号
関西主要都市の賃貸オフィス市況の概要
2020 年2 月末のオフィスビルの平均空室率は、大阪ビジネス地区と神戸地区で前月比で小幅に低下し、それぞれ1.94%、3.50%となった。京都地区は2 ヵ月連続の上昇となるものの1%台の低い空室率が続いている。大阪ビジネス地区では、オフィス床の需要は依然として堅調であり、オフィスビルの新規供給が低水準のため逼迫した需給状況が続き、空室率の低下傾向が続いている。
平均募集賃料は、大阪ビジネス地区が38 カ月連続の上昇で11,907 円/ 坪、京都地区は18 ヶ月連続の上昇で12,705 円/ 坪、神戸地区は前月から横ばいで11,278 円/ 坪となった。
※延床面積が1,000 坪以上の主要貸事務所ビルが調査対象。対象ビル棟数は、大阪ビジネス地区(梅田地区、南森町地区、淀屋橋・本町地区、船場地区、心斎橋・難波地区、新大阪地区)813 棟、京都地区89 棟、神戸地区110 棟(2020 年2 月)。
※平均募集賃料については共益費は原則含まない。
資料:三鬼商事「最新オフィスビル市況」
※本資料は参考情報の提供を目的とするものです。本資料は信頼できると思われる情報に基いて作成していますが、その正確性と完全性、客観性については当社は責任を負いません。
※本レポートの無断転載を禁じます。 Copyright 2020 HEISEI BUILDING CO., LTD.
大阪ビジネス地区の賃貸オフィス市況の概要
◆2 月は南森町地区、淀屋橋・本町地区、心斎橋・難波地区で平均空室率が低下
2020 年2 月末の平均空室率は、南森町地区、淀屋橋・本町地区、心斎橋・難波地区で低下した。梅田地区は昨年12 月以降、0%台で推移しており、淀屋橋・本町地区は昨年7 月から1%台が続いている。新大阪地区は10 か月ぶりに3%台に上昇した。
◆2 月のオフィス平均募集賃料は南森町地区を除いて上昇
梅田地区の平均募集賃料は15,732 円/ 坪で、前月比プラス42 円、前年同月比プラス770 円上昇した。心斎橋・難波地区は前月比プラス132 円、新大阪地区は同プラス225 円と比較的上昇幅が大きくなった。
※大阪市の主要6 地区(梅田地区、南森町地区、淀屋橋・本町地区、船場地区、心斎橋・難波地区、新大阪地区)にある延床面積が1,000 坪以上の主要貸事務所ビルが調査対象。
※平均募集賃料については共益費は原則含まない。
資料:三鬼商事「最新オフィスビル市況」
※本資料は参考情報の提供を目的とするものです。本資料は信頼できると思われる情報に基いて作成していますが、その正確性と完全性、客観性については当社は責任を負いません。
※本レポートの無断転載を禁じます。 Copyright 2020 HEISEI BUILDING CO., LTD.
2020年4月2日