関西オフィスマーケットレポート 2019年 秋号
関西主要都市の賃貸オフィス市況の概要
2019 年8 月末のオフィスビルの平均空室率は、大阪ビジネス地区と神戸地区で前月比で低下し、それぞれ2.13%、4.43%となった。
京都地区はわずかに上昇したものの1%台の低い空室率が続いている。大阪ビジネス地区では、オフィス床の需要は依然として堅調であり、オフィスビルの新規供給が低水準のため逼迫した需給状況が続き、空室率の低下傾向が続いている。
平均募集賃料は、大阪ビジネス地区が32 カ月連続の上昇で11,657 円/ 坪、京都地区は12 ヶ月連続の上昇で12,460 円/ 坪、神戸地区は3 ヶ月連続の上昇で11,027 円/ 坪となった。
※延床面積が1,000 坪以上の主要貸事務所ビルが調査対象。対象ビル棟数は、大阪ビジネス地区(梅田地区、南森町地区、淀屋橋・本町地区、船場地区、心斎橋・難波地区、新大阪地区)813棟、京都地区89 棟、神戸地区110 棟(2019 年8 月)。
※平均募集賃料については共益費は原則含まない。
資料:三鬼商事「最新オフィスビル市況」
※本資料は参考情報の提供を目的とするものです。本資料は信頼できると思われる情報に基いて作成していますが、その正確性と完全性、客観性については当社は責任を負いません。
※本レポートの無断転載を禁じます。 Copyright 2019 HEISEI BUILDING CO., LTD.
8 月は全ての地区で平均空室率が低下
2019 年8 月末の平均空室率は、6 地区すべてで前月比低下した。梅田地区は今年3月以降、1%台で推移しており、淀屋橋・本町地区も7 月から1%台に入っている。新大阪地区は2%台で推移し、心斎橋・難波地区を下回る水準にある。
8 月のオフィス平均募集賃料は心斎橋・難波地区を除いて上昇
梅田地区の平均募集賃料は15,275 円/ 坪で、前月比プラス20 円、前年同月比プラス435 円上昇した。新大阪地区は前月比プラス110 円と比較的上昇幅が大きくなった。心斎橋・難波地区は横ばいであった。
※大阪市の主要6 地区(梅田地区、南森町地区、淀屋橋・本町地区、船場地区、心斎橋・難波地区、新大阪地区)にある延床面積が1,000 坪以上の主要貸事務所ビルが調査対象。
※平均募集賃料については共益費は原則含まない。
資料:三鬼商事「最新オフィスビル市況」
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2019年10月2日