東京オフィスマーケットレポート 2012年 夏号
国内景気は緩やかに回復しつつある
国内景気は依然として厳しい状況にあるものの、復興需要を背景に緩やかに回復しつつある。企業の業況判断は大企業を中心に小幅改善となり、企業収益の持ち直しや設備投資の緩やかな持ち直しもみられる。
景気の先行きは復興需要による景気回復の動きが確かなものになることが期待されるが、欧州政府債務危機による世界景気の減速感の広がり、電力供給やデフレの影響等のリスクが懸念される。
(内閣府 月例経済報告[2012年7月]より)
オフィス空室率は高い水準が続く
東京都心5区のオフィス空室率が今年に入り9%台の高い水準で推移している中、6月の都心5区の平均空室率は9.43%となり、前月比0.03ポイントと小幅に悪化、3ヶ月連続の上昇となった。
(三鬼商事「最新オフィスビル市況2012年7月」より)
オフィス賃料は下げ止まった
6月の都心5区の平均賃料は、既存ビルの募集賃料の下落傾向が弱まったことで、前月比0.20%(34円)高い1万6,763円で、2ヶ月連続の上昇となった。前年同月比では3.06%(529円)の下げとなった。
(三鬼商事「最新オフィスビル市況2012年7月」より)
2012年8月27日