関西オフィスマーケットレポート 2018年 新春号
関西主要都市の賃貸オフィス市況の概要
2017 年11 月末のオフィスビルの平均空室率は大阪ビジネス地区と京都地区が前月比で低下し、それぞれ3.74%、1.49%となった。神戸地区は前月比で上昇したが、前々月を下回る4.90%であった。
大阪ビジネス地区では、景気回復によりオフィスの拡張や新拠点の開設の増加など需要が拡大する一方、オフィスビルの新規供給は低水準にあることから、空室率が3%台で推移し下落傾向が続いている。
平均募集賃料は、大阪ビジネス地区が前月比で上昇して11,229 円/ 坪となり、京都地区は同横ばいの11,691 円/ 坪、神戸地区は同下落の10,867 円/ 坪であった。
※延床面積が1,000 坪以上の主要貸事務所ビルが調査対象。対象ビル棟数は、大阪ビジネス地区(梅田地区、南森町地区、淀屋橋・本町地区、船場地区、心斎橋・難波地区、新大阪地区)823棟、京都地区90 棟、神戸地区111 棟(2017 年11 月)。
※平均募集賃料については共益費は原則含まない。
資料:三鬼商事「最新オフィスビル市況」
※本資料は参考情報の提供を目的とするものです。本資料は信頼できると思われる情報に基いて作成していますが、その正確性と完全性、客観性については当社は責任を負いません。
※本レポートの無断転載を禁じます。 Copyright 2018 HEISEI BUILDING CO., LTD.
11 月は梅田地区や南森町地区などで平均空室率が低下
11 月の平均空室率は梅田、南森町、新大阪の3 地区で前月に比べ低下し、これら以外の地区は上昇したものの、いずれの地区も前年同月比では下回っており、低下のト
レンド上にあるとみられる。梅田地区は唯一2%台で推移し、4 か月連続で低下した。
11 月のオフィス平均募集賃料は梅田地区や淀屋橋・本町地区などで上昇
梅田地区の平均募集賃料は14,544 円/ 坪で3 か月ぶりの前月比上昇であった。淀屋橋・本町地区は3 か月連続で上昇し11,000 円台で推移している。心斎橋・難波地区と新大阪地区は3 か月連続の横ばいとなった。
※大阪市の主要6 地区(梅田地区、南森町地区、淀屋橋・本町地区、船場地区、心斎橋・難波地区、新大阪地区)にある延床面積が1,000 坪以上の主要貸事務所ビルが調査対象。
※平均募集賃料については共益費は原則含まない。
資料:三鬼商事「最新オフィスビル市況」
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2018年1月12日