東京オフィスマーケットレポート 2017年 夏号
国内景気は一部に改善の遅れがあるが緩やかな回復基調が続く
2017年5月の月例経済報告では、国内景気について「一部に改善の遅れもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」とし、基調判断を前月から据え置いた。先行きについては、緩やかに回復していくことが期待されるが、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要があるとしている。
都心5区のオフィス空室率は新築ビルの影響で小幅に上昇
2017年5月時点の東京都心5区のオフィス平均空室率は3.41%となり、前月比0.02ポイントと小幅に上昇した。地区別では、新宿区が1.96%と2%台を下回り、渋谷区が2%台、千代田区、中央区は3%台で推移し、港区は4%台前半まで低下している。
(三鬼商事「最新オフィスビル市況2017年6月」より)
平均オフィス賃料は41ヵ月連続で小幅な上昇が続く
2017年5月時点の東京都心5区の平均賃料は、18,801円/坪で、前年同月比3.83%(694円)、前月比0.14%(27円)上げ、小幅な上昇が続いている。千代田区、新宿区、渋谷区で前月より賃料が上昇。5区の中で平均賃料が最も低い新宿区は16,541円となり、前年同月比で6.59%、1,023円上昇した。
(三鬼商事「最新オフィスビル市況2017年6月」より)
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2017年7月5日