東京オフィスマーケットレポート 2017年 春号
国内景気は一部で改善が遅れるも、緩やかな回復基調が続く
2017年2月の月例経済報告では、国内景気について「一部に改善の遅れもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」とし、基調判断は3ヶ月連続して同じ表現となった。先行きについては、「緩やかに回復していくことが期待される」との見方が維持された。
海外景気については、「一部に弱さがみられるものの全体としては緩やかに回復している」との判断が据え置かれた。
都心5区のオフィス空室率は3%台後半で一進一退
2017年2月の東京都心5区のオフィス平均空室率は3.70%となり、前月比0.04ポイント低下、前年同月比では0.34ポイントの改善となった。地区別では、新宿区と渋谷区が2%台前半、千代田区と中央区が3%台となった。港区は11月以降5%台で推移している。
(三鬼商事「最新オフィスビル市況2017年3月」より)
平均オフィス賃料は小幅な上昇が続く
2017年2月の東京都心5区の平均賃料は、18,655円/坪で、前年同月比4.19%(751円)上昇、前月比0.39%(73円)上げて、38ヶ月連続の上昇となった。前月比ですべての地区の平均賃料が上昇しており、千代田区と渋谷区が20,000円/坪台、港区が19,000円/坪台、中央区が17,000円/坪台、新宿区が16,000円/坪台で推移している。
(三鬼商事「最新オフィスビル市況2017年3月」より)
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2017年4月5日