東京オフィスマーケットレポート 2016年 夏号
国内景気は弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続く
2016年5月の月例経済報告では、国内景気について「このところ弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」とし、基調判断を前月から据え置いた。先行きについては、海外経済の弱さが日本の景気を下押しするリスクと平成28年熊本地震が経済に与える影響について十分留意する必要があるとしている。
都心5区のオフィス空室率は2か月連続で低下
2016年5月末の東京都心5区のオフィス平均空室率は4.05%となり、前月比0.18ポイント下げて2か月連続で改善した。地区別では、最も低い2%台で推移している渋谷区で小幅に上昇したが、その他の区は前月比で低下し、千代田区、中央区、新宿区は3%台、港区は5%台となっている。
(三鬼商事「最新オフィスビル市況2016年6月」より)
平均オフィス賃料は小幅な上昇が続く
2016年5月末の東京都心5区の平均賃料は、18,107円/坪で、前年同月比4.54%(787円)、前月比0.25%(46円)上げ、小幅な上昇が続いている。全地区の平均賃料は3か月連続で上昇し、唯一の2万円台で最も高い渋谷区が前月比で122円、0.60%増と比較的大きく上昇した。
(三鬼商事「最新オフィスビル市況2016年6月」より)
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2016年7月5日