東京オフィスマーケットレポート 2016年 春号
国内景気は緩やかな回復基調が続く
2016年2月の月例経済報告では、国内景気について「このところ一部に弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」とし、基調判断を4カ月連続で据え置いた。先行きについては、「海外経済で弱さがみられており、中国を始めとするアジア新興国や資源国等の景気が下振れし、我が国の景気が下押しされるリスクがある。」としている。
都心5区のオフィス空室率の低下は足踏み
2016年2月末の東京都心5区のオフィス平均空室率は4.04%となり、前月比プラス0.03ポイントで昨年4月以来の上昇となった。地区別では、渋谷区が2.44%で最も低く、千代田区が3.44%、新宿が3.83%と3%台を維持。中央区と港区は4%台後半で推移している。
(三鬼商事「最新オフィスビル市況2016年2月」より)
平均オフィス賃料は小幅な上昇で推移
2016年2月末の東京都心5区の平均賃料は、17,904円/坪で、前年同月比4.29%(737円)、前月比0.64%(114円)上げ、小幅な上昇が続いている。地区別にみると、港区が前月比で188円、1.04%と比較的大きく上昇した一方、中央区は同-6円、-0.04%と唯一下落した。
(三鬼商事「最新オフィスビル市況2016年2月」より)
※本資料は参考情報の提供を目的とするものです。本資料は信頼できると思われる情報に基いて作成していますが、その正確性と完全性、客観性については当社は責任を負いません。
※本レポートの無断転載を禁じます。 Copyright 2016 HEISEI BUILDING CO., LTD.
2016年4月4日