東京オフィスマーケットレポート 2012年 秋号
国内景気は世界景気の減速等を背景に弱めの動き
10月の月例経済報告において、国内景気は「引き続き底堅さもみられるが、世界景気の減速等を背景として、このところ弱めの動きとなっている」として、基調判断は前月の「回復の動きに足踏みがみられる」から引き下げられた。
景気の先行きについては、東日本大震災の復興需要や米国経済の改善により、再び景気回復への軌道復帰を期待しているが、欧州や中国等の経済の先行きについて「不確実性が高い」として、国内景気への影響を警戒している。
(内閣府 月例経済報告[平成24年10月]より)
オフィス空室率は8%台に低下
東京都心5区のオフィス空室率は、7月以降下落が続いている。9月末時点の平均空室率は8.90%で前月比0.27ポイントの下落。昨年11月以来、10ヶ月ぶりに8%台の水準となった。
(三鬼商事「最新オフィスビル市況2012年10月」より)
オフィス賃料は3ヶ月連続の下落
9月末時点の東京都心5区の平均賃料は、前月比58円、前年同月比では381円下げて16,675円/坪となった。 5月、6月は前月比で上昇し、一旦は下げ止まりがみられたものの、その後は下落が続いている。
(三鬼商事「最新オフィスビル市況2012年10月」より)
2012年11月3日