□ 相談事例

オーナー様が、自社ビルを売却することを考えているが、売却後も一部は賃借してそのまま利用したいとのニーズを持っている中、検討事項も多岐に至り、当社に対してどのようにして売却手続きを進めるべきか相談があった事例です。

□ 検討事項

当該事例では、以下のような様々な観点での検討が求められます。

①オーナー資産とテナント資産の区分

自社ビルを賃貸オフィスとして利用するためには、オーナー様の資産とテナント資産を区分する必要があります。どちらの所有物か、修繕費用はどちらが負担するか、どちらが管理の責任を負うのか、などの各区分を資産毎に１つ１つ決めなければなりません。

②賃貸に適したビルへの改修

自社ビルとしてすべてのフロアを利用していた建物を、フロア単位あるいは一部の区画毎に複数のテナントに賃貸するためには、セキュリティ等も考えて賃貸に適したビルに改修することが必要になります。

③テナント入居

収益力のあるビルに生まれ変わらせるためには、テナント募集活動を行い、賃貸借契約を締結する必要があります。建物の立地等も勘案して、テナントニーズに沿った募集活動によって早期リ－スアップが見込めることで、売却を有利に進めることができます。

④コスト削減

管理コスト、省エネによるエネルギーコストの削減など、様々なコストの削減を図ることでより売却を有利に進めることができます。

□ 当社の支援サービス

当社では、上記のような検討事項に対して、以下のようなソリューションを提供することで、オーナー様の課題を解決しました。

※S&LB（セール＆リースバック）とは
所有不動産や設備等のオーナー様の資産を売却（セール）、同時に賃貸借契約（リースバック）を結び、売却した不動産、設備をオーナー様がそのまま使用する取引（賃貸借契約付き売却）です。